撮ることが楽しくなるカメラ”FUJIFILM X100T”
富士フイルムから、高級ディジタルカメラ「Xシリーズ」のコンパクトカメラ
「FUJIFILM X100T」を発表した。
全モデルは、2013年2月発売「FUJIFILM X100S」からの後継機なので、約1年半、熟成してからの発売である。
X100シリーズの特徴である光学ファインダーと電子ビューファインダがあり、いつでもい切り替えて表示できるハイブリッドビューファインダも搭載している。
発売予定は11月。
ファインダーが「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」に進化した
「FUJIFILM X100T」はX100シリーズの3代目で最大の特徴が、「ハイブリッドビューファインダー」が進化して、「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」となった。
レバーの操作で、OVFとEVFを切り替えることが簡単にできる。また、レンジファインダーカメラの採光窓にEVFの液晶パネルを配置することで、撮影情報などに重ねて配置することができる。
絞りリングが1/3段ステップになり、1/32000秒のシャッター速度
今回のX100Tでは、絞りリングで1/3ステップでF値を変更することができる。従来品は、1段刻みでしかできなかったので、大きな進化である。通常の一眼レフは1/3で変更できるので、やっと普通に追いついた感である。
ボディの上面に露出補正ダイヤルがあり、±3段まで1/3段階で調整できる。また、シャッター速度も上部にダイヤルで調整できる。最近のディジタルは液晶で操作できるが、このようなアナログ式のダイヤルは目で確認できるし、操作もやりやすい。見た目もレトロ感魅力的なカメラである。
直感的な使い方ができる
電源はもちろん、露出補正ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、光学/電子ファインダー切り替えレバー、コマンドダイヤル、絞りリング、フォーカスリングなど機械的にカメラを操作できるので、触っていて楽しいカメラである。
最近のコンデジは、液晶パネルで操作するのが多いため、機械的な部分が省略されているので、必要な時は撮るけど、撮っていて楽しいとは感じない。
その点では、X100Tはいろいろな物を撮りたくなるカメラである。
性能
- センサー
- APS-C“X-Trans CMOS II”
- 有効画素数
- 1630万
- レンズ
- 単焦点レンズ
(23mm・F2)
- 液晶サイズ
- 3.0型 TFTカラー液晶モニター(約104万ドット)
- 最高感度
- ISO 51200
作品例
ISO200 F2.0 23mm
ISO 32200 F2.8 23mm